手鏡

¥8,400 / tax inc
本朱
φ78 × H13(mm)
ケヤキ / 蒔地
高森寛子(企画+総合監修)・桐本泰一(うるし塗り意匠+監修)
mirror

紅筆

¥22,050 / tax inc
朱溜研ぎ出し
φ9 × 135(mm)
奈良筆 / 象牙細工 / 竹軸に漆塗り
高森寛子(企画+総合監修)・桐本泰一(うるし塗り意匠+監修)
lipstick brush

輪島 キリモト 桐本 泰一

ワシントン条約以前に細工をしていた象牙 ハンコの材から余るものを利用している。厳選したイタチの毛を使った穂先は、奈良筆の伝統工芸師によるもの。筆の根元軸の上下に象牙細工を施すのは軸細工師。軸に使われている竹にはうるし塗り。下地、さらに上塗り職人の手仕事が加わる。

漆器は、木などを加工した素地に漆の木の樹液を塗り重ねて作られる。木や漆をはじめ、自然からの恵みを使い、多くの職人が製作に携わる。使い込んで傷ついても、丁寧な塗りが施されていれば塗り直しが可能。漆器は手に馴染み、唇には柔らかく、見る目にも美しく、人の感性を豊かにしてくれる。

輪島は、朴(ほう)、档(あて)、欅(けやき)など豊富な木材と北陸地方の気候、湿度を利用した本堅地を誇る漆器産地として有名。それぞれの過程でそれぞれの専門職が仕事をする分業制が品質向上につながり、古くから漆器の産地として成長を遂げてきた。