カップ中

¥16,800 / tax inc
本朱・黒
φ80 × H108(mm)
ケヤキ / 外・蒔地、内・本堅地
木地:寒長 茂 /下地、拭きうるし:小林栄一 /上塗り:吉田 宏之
Beer cup

輪島 キリモト 桐本 泰一

手にしっくりなじむ、木のなだらかなライン。ケヤキの天然木を使った塗りのカップは熱伝導率が低く、冷たいものは冷たいまま、温かいものは温かいまま頂ける。

漆器は、木などを加工した素地に漆の木の樹液を塗り重ねて作られる。木や漆をはじめ、自然からの恵みを使い、多くの職人が製作に携わる。使い込んで傷ついても、丁寧な塗りが施されていれば塗り直しが可能。漆器は手に馴染み、唇には柔らかく、見る目にも美しく、人の感性を豊かにしてくれる。

輪島は、朴(ほう)、档(あて)、欅(けやき)など豊富な木材と北陸地方の気候、湿度を利用した本堅地を誇る漆器産地として有名。それぞれの過程でそれぞれの専門職が仕事をする分業制が品質向上につながり、古くから漆器の産地として成長を遂げてきた。