Claudy Jongstra
クラウディ・ヨングストラ
Claudy Jongstra
1963年オランダ生まれ、1989年ユトレヒト アートスクールアカデミーでファッション・デザイン専攻し卒業。
フェルト作りの為の素朴な技術に魅せられたクラウディ・ヨングストラは、織物以前の最も素朴なテキスタイルであるフェルトを、最先端の技術とコンセプトでまったく新しい魅力溢れるテキスタイルに仕上げる技術を獲得する。彼女の生み出すテキスタイルは、アルパカ・リネン・メリメ・コットンとカシミアの混合、シルクに金属線を織り込んだり、ほぼ自然素材のみを使用し、染料も天然の色素を使い染め上げ、自由で軽やかな作品を生み出す。その相貌は、原初の遊牧民族の手仕事にたとえる事ができ、私たちのフェルトに対する既成概念を突き動かすだけの刺激的な新しいスタイルでもある。
彼女は、自らのコンセプトに適う良質な素材である羊牧場をオランダの田園地帯に持っている。そこには、200頭を越す、最良の羊毛種といわれる毛足の長い珍しい土着の品種の羊たちが飼育され、専用の羊飼いと、フェルト加工を施す専用のマシンオペレーターが雇われている。
Alexsander van Slobbe、John Galliiano、Danna Karanなどファッションデザイナーにも共感されて、生地を起用されている。現在彼女は自らの作品発表、作家同士の感性の響き合う共同作品における企画・制作を中心に活動している。